食事制限のダイエットのために、豆腐を食べている方も多いかと思います。豆腐は低カロリーでヘルシーなので、ダイエット向きの食品ですが、これ以外にもさまざまな効果があります。
今回は、豆腐に含まれる栄養で得られる効果と、豆腐ダイエットの注意点について紹介したいと思います。
豆腐の栄養、効果
豆腐に含まれる栄養には、大きく2つの効果があります。
- 中性脂肪の減少
- 大豆イソフラボンによる美肌効果
大豆たんぱく質による中性脂肪の減少
豆腐がダイエット食材としてよく利用されるのは、良質なたんぱく質であるから、ということが挙げられます。豆腐の原材料は大豆ですが、この大豆のたんぱく質は、血液中の中性脂肪の値を減らしてくれる作用があります。
植物性たんぱく質には、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
そこで、ぜひ摂りたいのが大豆類です。
「豆料理は時間がかかって面倒」という場合は、豆腐や納豆などの大豆食品を利用するのがおすすめです。
毎日の食事に豆料理を一品追加するだけで、大きな効果を期待することができるでしょう。
引用元:http://www.kracie.co.jp/
大豆イソフラボンによる美肌効果
「大豆イソフラボン」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。女性ホルモンと似た働きをする成分ですが、豆腐には大豆イソフラボンも多く含まれています。
イソフラボンには美肌効果があることが知られていますが、それには大きく2つの理由があります。
まず、エストロゲン様作用による美肌効果。エストロゲンにはもともと、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促して肌をなめらかに美しく保つ働きがあり、エストロゲン不足を補うことで、美肌効果を発揮するというものです。
もうひとつは、イソフラボンの抗酸化作用による美肌効果。紫外線やストレスなどで体内に発生する活性酸素が肌の細胞を攻撃すると、コラーゲンが酸化・分解され、みずみずしさやハリが失われてしまいます。
イソフラボンの持つ抗酸化作用がこのコラーゲンの分解を抑制することで、美肌効果が得られるというものです。
引用元:イソフラボン倶楽部
ちなみに、「エストロゲン」には、髪や肌のツヤの維持や、生理や妊娠など女性に必要な機能を促進させる働きがあります。ホルモンのバランスを整えるのに役立つため、女性にとってうれしい効果ですね。
豆腐の食べ過ぎには注意!豆腐のデメリット
ダイエットにも向き、美肌効果もある豆腐ですが、何事もやり過ぎは禁物です。木綿豆腐1丁(約300g)は約170~190Kcalありますが、これは茶碗1杯のお米と同じくらいです。
そのため、普段のおかずに豆腐を追加する食事だと、豆腐分だけ摂取カロリーが増えてしまいますので、「豆腐を食べればいい」だけではありません。
また、丸々1丁食べるには量が多いです。一度に食べる量は3分の1くらいがちょうどいいかと思います。最近では小さな3パックで小分けになっている豆腐もありますが、そのうちの1パックだけにするなど、ですね。
豆腐を食べ過ぎると、体内のアミノ酸のバランスが崩れてしまいます。アミノ酸は運動や疲労回復、美肌など、身体のさまざまな機能に関係している物質です。
アミノ酸バランスを整えるためには、肉や魚など動物性タンパク質が必要になってくるとのことです。
一般的に、豆腐はヘルシーなイメージが強いと思います。そのせいか、あまりデメリットが語られることが少ないように感じますが、実は食べ過ぎるとアミノ酸のバランスが崩れてしまうと言うデメリットがあるんです。しっかりと、動物性たんぱく質を摂るようにしましょう。
コメント: 管理栄養士 高杉保美さん
ほかの食品にも言えることですが、いくら身体にいい成分といえども、食べ過ぎると身体に悪い影響が出てしまうので、ほどほどにしておきましょう。
豆腐で置き換えダイエット
豆腐で置き換えダイエットをする場合は、「夜に、お米を豆腐に置き換える」方法がおすすめです。夜は食事後に活動する機会が少ないので、お米の糖質分のエネルギーが得られなくなる影響を少なくすることができます。
まとめ
栄養価が高いだけではなく、髪や肌にもいいなど、いいことづくしの豆腐。置き換えダイエットにうまく取り入れられると効果的です。
ただし、どんな食べ物でも、食べ過ぎややりすぎは禁物。食事制限ダイエットで一番重要なことは、「バランスのいい食事」です。
ダイエットに有効な食事制限や健康法をまとめてみました。こちらも合わせて参考にしてみてください。
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