みなさんが気に入ったものや、周りの人に紹介したいものを、ブログやSNSなどで公開している方も多いかと思います。例えば、「おすすめのタピオカランキング」や「北海道の人気観光スポットランキング」などですね。
自分のおすすめを知ってもらいたくて(それで自分のブログのPVを増やしたくて)ランキング記事にするのは、「特におすすめのものは何か」など、ほかのものと比較できるので、読む人にとっては役に立ちますね。僕もいろいろなサイトを参考にさせてもらっています。
ですが、ランキング記事を作成する際に覚えておいてもらいたいこと(僕がとても気になっていること)が1つあります。
それは、
「ランキング記事は1位から書け!」
です。
もくじ
記事の最初は、一番重要なこと、一番伝えたいことを書く
ランキング記事を1位から書くべき理由は、ずばり一番重要だからです。「結論から話す」というのが、わかりやすい話をするための鉄則です。
1位のものというのは、言わば作者の主張の結論です。「一番おすすめのものは○○!」が、その記事で一番伝えたいものです。
「10位は○○、9位は××…」と続いていく記事は、「結局1位はなんなの!」と思ってしまいます。
下の順位から書く理由はおそらくこうだと思います。
「カウントタウンTVなど、ランキング形式で物事を紹介するテレビ番組は、下の順位から紹介していて、1位を最後に持ってくる。1位は何かというわくわく感を最後まで持たせるためだ」
残念ながらこの理論は、テレビ番組には当てはまっても、ブログ記事には当てはまりません。
下位から紹介すると、読者が離脱してしまう
下位から1位に向けて紹介するテレビ番組と異なり、ブログ記事においては1位から紹介すべき理由は、2つあります。
- 閲覧者は情報を早く入手したい
- 同様のWebサイトが大量に存在する
必要な情報が得られないと思われたら、読者は離脱してしまう
読者は、みなさんが思っているほど記事をちゃんと読んでいません。記事は流し読みされます。また、最初の数行だけを読んで、その記事を読むか読まないかが決められます。
みなさんもいろいろなページを見ているときに無意識に行っていることですが、なぜか自分が作者の立場になると忘れてしまうものです。
スマホ画面をスクロールして、最初に現れたのが10位だったらどうでしょうか?一気に1位までスクロールしてくれればいいですが、「面倒だから離脱する」というユーザも多いです。複数ページに分けられていたらもう最悪です。1位のページが開かれることはまずありません。
このことは、次の「同様のWebサイトが大量に存在する」という理由にも関連します。
1つ目の記事で見つからなければ、次の記事に流れてしまう
ランキング記事を開いて、下位から紹介されていた場合は、順番に読むのではなく、その記事から離脱して、次の記事に行ってしまいます。これは、先ほどのテレビ番組との決定的な違いです。
テレビ番組のランキング番組と、ランキング記事の違いは以下の通りです。
テレビ番組
- 視聴者には、その番組そのもののファンが多い
- ほかに選択肢が存在しない
記事
- 読者には、そのサイトそのもののファンがほとんどいない
- 選択肢がたくさんある
テレビ番組は、毎週その番組を楽しみに見ている視聴者が多いです。また、その番組と同じ時間帯に、同じテーマの番組はおそらくありません。
そのため、視聴者はその番組を見ざるを得ないのです。北海道の人気観光スポットが紹介されていて、それが気になる内容だったら、100位から紹介されていても、それを見るしかないのです。
一方、何か調べものをしている読者は、Webページそのものを読むのが目的ではありません。「北海道 観光スポット おすすめ」という検索キーワードからも分かるように、自分が知りたい内容が紹介されているページだったら、なんでもいいのです。
また、検索エンジンには大量の検索結果が表示されています。選択肢は山ほどあるので、自分が知りたいことが最初のほうに書かれていなかったら、わざわざ最後まで読むことはしません。
まとめ
テレビ番組とブログ記事は、性質が大きく違います。ブログ記事は最後まで読まれるわけではないので、「一番重要なものは何か」ということを素早く伝える必要があります。
山ほどあるほかのWebページとの差別化ポイントは「記事の内容」と「文章のわかりやすさ」です。わかりやすい文章を書くためには、「重要なことを先頭に書く」ことが鉄則です。
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