競馬界のアイドルジョッキー、藤田菜々子騎手。このたび、菜々子騎手は2019年2月17日(日曜日)に東京競馬場で開催される、フェブラリーステークスにコパノキッキング号への騎乗が決定しました。

 

フェブラリーステークスは、競馬の競走の中で最も高いクラスである、G1にクラス分けされていますが、JRA所属の女性騎手にとって、初めてのG1騎乗です。
※JRA以外所属騎手である女性騎手であれば、2002年にロシェル・ロケット騎手が中山大障害をギルデッドエージ号で勝利しています。これがJRA競走での唯一の女性騎手による重賞/G1勝利で、障害競走ではない、平地の競走では未だ勝利がありません。

 

 


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騎乗馬・コパノキッキングはG3連勝の有力馬

騎乗するコパノキッキング号は、Dr.コパでおなじみの小林祥晃さんの所有する馬で、2018年カペラステークス2019年根岸ステークスとG3を連勝しています。
※いずれのレースも菜々子騎手ではありません。

 

 

特に、根岸ステークスとフェブラリーステークスを連勝する馬も多く、根岸ステークスを勝ったこの馬も有力馬の一角になるでしょう。

 

小林さんは以前より菜々子騎手に依頼しており、仲のいい関係と言えそうです。根岸ステークスでは、オイシン・マーフィー騎手というイギリスの騎手が騎乗しましたが、マーフィー騎手が帰国するので、菜々子騎手に白羽の矢が立ちました。

 

 

G1をいくつも勝つ一流騎手は、G1での有力馬への騎乗依頼を受けたあと、すぐに結果を出すことが多いです。菜々子騎手も、このチャンスをものにしてもらいたいところです。

 

 

今までの女性騎手はチャンスすらもらえなかった

菜々子騎手がJRA女性騎手初のG1騎乗、という通り、今までの女性騎手はG1に乗る機会がありませんでした。現在は競馬解説者やレポーターとしても活躍している元祖女性騎手、細江純子さんも、一度もG1に出ることなく引退しています。

競馬界は超がつくほどの男性社会であり、かつては「女に馬は動かせない」とも言われ、チャンスをもらうことすらありませんでした。G1どころか、名前のない普通のレース(平場)にすらなかなか出ることができませんでした。

 

G1に出場するためには、通算で31勝以上する必要がありますが、今までの女性騎手は誰もこの壁を超えることができませんでした。普通の中堅男性騎手であれば1年以内に達成する勝利数をです。

 

しかしながら、菜々子騎手は所属する根本厩舎の馬を始め、レースに出る機会も多く、今までの女性騎手よりは恵まれた環境があったものの、ここまで男性騎手を含めて若手の中ではまずまずの成績を残しています。

 

 

海外では、女性騎手がG1を勝っている

アメリカでは、アメリカ最高峰のレースの1つでもあるベルモントステークスを、ジュリー・クローン騎手が優勝したことがあります。また、菜々子騎手が目標としている、美人騎手としても有名なシャンタル・サザーランド騎手も複数のG1を勝っています。

 

ニュージーランドでは、これまた菜々子騎手が目標としているリサ・オールプレス騎手が国内リーディング(年間で最も勝利数が多かった騎手)を獲得しています。
※ニュージーランドでは、全体の3~4割くらいを女性騎手が占めているそうです

 

 

菜々子騎手と女性騎手の今後 目指すべきは「一流女性騎手」ではなく「一流騎手」

JRAでは、2019年度から、女性騎手の斤量(馬に乗るための騎手の体重)を軽くする施策を発表しています。一般的に、斤量が軽いほうが有利と言われており、いくつかの地方競馬場や、フランスでも行われています。

これは、菜々子騎手だけではなく、ほかの女性騎手や騎手を志す女の子にとっても追い風です。

 

 

ですが、オールプレス騎手も言っているように、女性騎手が目指すべきは、「一流女性騎手」ではなく「一流騎手」です。実際、オールプレス騎手が来日した際は、日本の男性一流騎手に勝るとも劣らない豪腕を披露してくれました。これは、オールプレス騎手がつねにリーディングを目指している、高い目標があるからこそと思います。

ちなみに、先ほどの女性騎手の斤量の特典は、G1など大きなレースを含めた特別競走(○○賞や○○ステークスなど、名前のついているレース)では適用対象外です。なので、必ずどこかでは男性騎手と同じ条件で戦って、勝つ必要があります。

 

菜々子騎手も、ぜひともコパノキッキングのチャンスを生かして、「一流騎手」になれるように、高い目標を持ち続けてほしいと思います。
そして僕の馬券も助けてくれればと思います。

 

追記:

2019年2月17日のフェブラリーステークス(G1)で、藤田菜々子騎手は予定通りコパノキッキング号に騎乗、JRA女性騎手初のG1騎乗を果たしました。結果は、残念ながら勝つことはできませんでしたが、5着と健闘しました。

今後は、このコンビでアメリカ遠征も検討されているとのことです。日本だけではなくて、世界中での活躍を期待したいです。



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