日本学生支援機構を主とした奨学金は、早期繰り上げ返済を行うと、わずかながらキャッシュバックがあり、お得になります。そのため、繰り上げ返済を利用して返還をしている方も多いかと思います。

しかし僕は、「本当にお得か?」と思ってしまいます。お得とは思えない理由をまとめましたので、お伝えしたいと思います。

ただし、返還方法に正解はありません。最終的には、ご自身で判断して返還していただきたいと思います。


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奨学金繰り上げ返済のデメリット 若いうちに使えるお金が少なくなる

僕は、繰り上げ返済をしないほうがいい理由に対し、「小学生のお年玉理論」と名付けております。その理由は、以下の通りです。

小学生のときは、1万円といえば大金でした。お年玉をもらえば、小学生が欲しいものはだいたい買えます。

しかし今はどうでしょうか?1万円では、某テレビ番組以外では1か月生活することすらできません。2回飲み会に行けば無くなってしまうくらいの価値しかありません。

つまり、小学生のときと比べ、1万円の価値が下がってしまったわけです。

終身雇用制度が崩壊したといえども、よほどのことがなければ、年を重ねるほどに収入も増えていきます(というか、年を重ねるごとに収入を増やしてください。仕事ができるようになってください)

収入が増えるごとに、お金の価値が下がる。お金の価値が高いうちに返済する必要はない

少し古いデータですが…、DoDaの平均年収ランキング2015によると、28歳男性の平均年収は404万円、32歳男性の平均年収は463万円です。先これに照らし合わせると、28歳での80,000円は、7.22日かけて得られます。一方、32歳での80,000円は、6.3日かけて得られるものです。

逆に考えると、28歳のときは、1日に11,080円しか稼げなかったのが、32歳では1日に12,698円も稼ぐことができます。

支払いを後回しにする「敷金なしのアパート」が人気の理由

ここで一例として、敷金ありのアパートと、敷金なしのアパートを挙げたいと思います。敷金は、当然入居時に必要になりますが、「敷金なし」の部屋は払う必要がないかというと、NOであり、「退去時」に払う必要があります。敷金は主に、部屋の原状維持や原状回復に充てられるためです。

  • 28歳で家賃80,000円のアパートに引っ越し、4年間生活後、退去するとします。
    敷金ありの場合:入居時・28歳のときに払う
  • 敷金無しの場合:退去時・32歳のときに払う

上記2つのパターンに分かれます。

先ほど示した通り、28歳のときは、7.22日分に相当した80000円が、32歳になると6.3日分になってしまうのです。つまり、お金の価値が下がってしまったわけです。

アパートの敷金を支払うのに、「敷金あり」の場合は7.22日働く必要があるのに対し、「敷金なし」の場合は6.3日働けば済みます。

無理して28歳のときに払うのではなく、お金に余裕のある32歳のときに払えばいい、というのがお分かりいただけましたでしょうか。

同様に、奨学金についても、「お金に余裕があるときに返済すればいい」というのが僕の意見です。

まとめ

奨学金は最長20年かけて返済することになりますが、20年も経った40代になったころには、それなりの収入を得られているハズです。
20~30代のうちに無理して、遊ぶお金を削ってまで返済をせずとも、そもそも利子利率が低い(もしくは無い)奨学金という性質上、返済は余裕をもって行う、というのもいいかと思います。

そもそもお金が必要になったとき、20~30代のうちに何百万円も貸してくれる団体は、そう多くはありません。貯蓄も大事ですが、貯蓄だけではなく、お金は有効に運用していきたいですね。



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