仕事において、何かしら失敗したときは、なぜ失敗したのかを考える(もしくは上司から考えさせられる)ことが多いかと思いますが、その際に「自責で考えろ」と言われることが多いと思います。
理由は、「人のせいにしても自分自身が成長できないから」ですね。

 

確かに、自分自身が成長するためには、自分が至らなかった点を振り返り、分析して、次に生かすことが必要です。
ただし、「失敗の原因」を考える場合は、これだけでは足りません。

問題を再発させないためには、「他責で考える」ことが必要です。


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問題の原因は、「自分のせい」「自分以外のせい」の2通りある

問題や失敗の原因を自分にばかり求めていると、本当の原因までたどり着かない可能性があります。

 

なぜなら、「自分のせい」である部分と、「自分以外のせい」である部分の2種類あるので、「自分のせい」ばかり考えていると、「自分以外のせい」の分析が漏れてしまうからです。

 

 

具体例として、「誤発注してしまい損害を出してしまった」を考えます。
原因をとりあえず思いついたまま並べます。
※本当はもっと深堀りする必要があるのですが、簡単に説明するため、ここで止めておきます。

 

  1. 発注内容の自己確認が不足していた
  2. 発注内容をクロスチェックする人の確認が不足していた
  3. よくわからないまま質問もせず進めた
  4. 手順書の内容が分かりづらく、誤解した

 

 

これらを、「自分のせい」「自分以外のせい」に分けると、このようになります。(赤:自分のせい 青:自分以外のせい

 

  1. 発注内容の自己確認が不足していた
  2. 発注内容をクロスチェックする人の確認が不足していた
  3. よくわからないまま質問もせず進めた
  4. 手順書の内容が分かりづらく、誤解した

 

 

自責で考えると、AとCだけ対策すればよいかと思いますが、本当にそれだけで十分でしょうか?

 

手順書の内容が分かりづらいままだったら、新しい担当者が来た際に、また同じミスが発生することになりかねないのではないでしょうか。

 

 

「手順書が分かりづらい」と言ってしまって大丈夫です。ただし、次に書く通り、対策は自分自身の行動を考えます。

再発防止策は、自分主体で考える

再発防止策は、他人任せではダメで、自分主体で考える必要があります。
(実際は部下が行う場合も、「○○を考えさせる」と自分の行動を書きます)

一例としては、以下のようなものですね。
A・発注内容の自己確認が不足していた
→書類とシステムの発注内容の情報が一致していることを1項目ずつ確認する

 

B・発注内容をクロスチェックする人の確認が不足していた
→クロスチェック手順の改善提案をする
(自己チェックと同じ手順をクロスチェック者に行ってもらう、もしくは2人体制でシステム入力する、など)

 

C・よくわからないまま質問もせず進めた
→分からない箇所は必ず有識者に確認する

 

D・手順書の内容が分かりづらく、誤解した
→手順書を修正する

 

「自分のミス」だけではなく、「ミス」そのものをなくすために、他責が必要

対策を立てる際は、「それを行えば同じ失敗を繰り返さなくなるかどうか」の確認が必要です。

※以下の「思いつかない人向けに目標設定の方法と書き方をまとめた。」が参考になるかと思います。原因分析・対策立案も「目標設定」の1つです。

 

今回のCの場合は、“分からない箇所を有識者に確認すれば、分からないところがなくなり、誤発注がなくなる”を確認する必要があります。

同様にAの場合は、“書類とシステムの発注内容の情報が一致していることを1項目ずつ確認すれば、自己確認が完璧になり、誤発注がなくなる”です。

 

足りませんよね?
自分自身はまだしも、別のもっと経験が浅い人が同じことをやれば、同じミスが発生する可能性は高いです。

 

作業手順やクロスチェック手順を見直せば、よりミスが減るようになりますが、それは、「自分のせい」を考えるだけでは足りないのです。



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